澤田酒造(白老)さんの火事と丸一酒造の対応について

2021/1/19

 2020年11月27日に常滑市の澤田酒造さんの麹室(こうじむろ)から火災が発生したとの連絡が入りました。すぐに澤田酒造さんにお見舞いに伺ったところ被害は麹室だけで済み、醗酵室も原酒貯蔵場も瓶詰ラインも無事とのこと。不幸中の幸いとほっとしたのを覚えております。
 しかし麹室は酒造りの要所。麹の出来が日本酒の良し悪しを決定するといっても過言ではありません。澤田酒造さんの今後の酒造りはどうなるのか、心配な事でした。
 澤田酒造さんはすぐにも被害の様子を公表され、酒造りを復活させるとの方針をお示しになりました。その落ち着いた立派な姿勢に感銘したのを覚えております。
 澤田酒造さんの動きは早かった。幾日も経ないうちに、酒造好適米「若水」で麹を造ってくれという依頼が来たのです。お困りになっている事情はよく分かっています。頼って下さったことは光栄でした。麹づくりを任せるということは、丸一酒造の技術力を信頼してのことです。喜んでお引き受けしました。
 善は急げ。12月8日にお米を蒸し、麹づくりが始まりました。12月12日の出来上がりまで、二回の麹造りです。ただ一つ心配なのは、両社の酒質の違いです。どこがどうとは申しにくいが、「白老」と「ほしいずみ」を飲んで下さった方にはお分かりになると思います。
 麹はお酒の味を決めると言ってよいほど影響力を及ぼします。うちの杜氏は白老にふさわしい麹を造ることに細心の注意を払ったそうです。その甲斐あって満足のいく出来栄えに仕上がったと自負しております。

山田錦の田んぼ

2019/7/2

酒造好適米山田錦の田んぼです。ところは半田市。半田市の農家が作ってくれています。
田植えが終わって3週間ほどの圃場です。
山田錦は酒米の王者と言われるお米です。磨いては高精白に耐え、もろみでは低温でもよく溶け、吟醸造りに最適なお米です。全国新酒鑑評会で、出品酒の8割以上が山田錦を使用していることでも、その特性が分かります。
これまでも、愛知県内で生産された山田錦を使って作った日本酒はありましたが、残念ながらラベルの表示では「山田錦」の名前を記載することはできませんでした。仮に原材料の品種を記載するならば、「愛知県産酒造好適米」とするより仕方なく、「山田錦」とは名のれなかったのです。
ところが本年4月にこの規制が解けて、これから生産する山田錦を使ったお酒であれば、「山田錦」との名前を堂々とラベルに記載できることになりました。
そこで知多半島産の山田錦を使ったお酒を出したいと考え、半田市で作ってもらうことにしたのです。
とにかく、今はまだ小さな苗でしかありませんが、秋が来て収穫の時を迎え、やがてお酒になる。その時が楽しみですし、皆さんも楽しみにしていてください。知多半島産の山田錦100%のお酒、早ければ年内に市場に出ます。
次回は山田錦を作ってくれる農家の方との出会いを書きます。

干物つくり

2019/6/24

干物をよく作る。
年のせいか目覚めが早くなり、週に3、4日は隣町のさかな広場に買い出しに出かける。新鮮な魚が安く買えて晩飯が楽しみになる。
私の好きなのは青魚。鯛やまぐろよりイワシの方が好きだ。
トロ箱で買ってくる大量の魚は一度に食べきれず、干物を作るようになった。
干物には青魚が合う。
アジ、イワシ、カマス、タチウオ、舌ビラメ、サヨリ、カレイにハタハタ、サンマ
塩があう魚もあるが、私が好きな味付けは、醤油。知多半島産のたまり醤油にとっておきの純米酒を半々に混ぜてしばらく漬けておき、あとは天日で干すと夕方にはうまい干物の出来上がり。日本酒に合うよ。

新美南吉記念館へ

2017/10/25

新美南吉記念館へ

子供たちと新美南吉記念館へ行ってきました。
新美南吉は愛知県半田市出身の児童文学作家で、有名な「ごんぎつね」の物語は半田市を舞台に描かれました。
新美南吉記念館には「ごんぎつね」や「手袋を買いに」のかわいらしい狐のオブジェがたくさん飾られていて、子供たちも喜んでみていました。

半田赤レンガ建物へ

2017/10/20

半田市榎下町の「半田赤レンガ建物」を見学してきました。
赤レンガ建物は明治時代にカブトビールの製造工場として建てられたレンガ造りの建物です。
平成26には修復されましたが、第二次世界大戦に負った砲弾の後は残されています。
歴史と平和について考えることができるスポットです。

彼岸花が見ごろです

2017/9/25

彼岸花が見ごろです

今年も矢勝川に彼岸花が咲きそろいました。
毎年この季節の矢勝川の堤防沿いには2㎞にも続く彼岸花の真っ赤なじゅうたんが広がります。
幻想的な景色を、皆さんも見に来ませんか?

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